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1- レス

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[876]森末(仮):2015/01/22(木) 01:34:43 ID:???
若島津「その事についても当然考えている。 セービングでも、俺は決して若林には負けん」
次藤「……ほう?」
松山「何か、考えでもあるのか?」

しかし、若島津はそれを肯定した上でも自分は若林に絶対に負けないと宣言をした。
これには思わず次藤も先ほどまでの少し意地の悪い笑みを止め、松山は静かに若島津の意図を読み取ろうとする。
勝算も無く、若林に負けないなどと言う程若島津は馬鹿な男ではない。
ならば何か秘策でもあるのだろうという考えになっても当然であった。

真「ど、どうなの若島津くん! 何か新技とかがあるのかな!?」
若島津「そんな所ですね。 いずれ、大会が始まればお見せできるかと思います」
響「こ、これは凄いスクープだぞ! 若島津くんの技って、派手で人気があるんだよね!」

立花兄弟の曲芸サッカーを初めとし、板野ら必殺シュートを持つ選手が数多く存在する黄金世代。
TVを通して見る者達が、これがサッカーなのかと勘違いしてしまいそうなほど派手な技の数々が、
日本ではまだまだ人気が低迷しているサッカーという競技で、
更に中学生というまだ低レベルにも関わらずも番組で特集が組まれてしまう程の人気を得ている一つの要因になっていた。
その中には若島津の浴びせ蹴りや三角飛びといった空手技も当然入っている。
このインタビューでその新技の存在を知ったアイドル2人は、更に詳しく聞きだそうとするのだが……。
まだ完成はしていないから、という事で若島津は技の詳細についてはあくまでも黙秘を貫いた。

板野「(マ、マジか……若島津が、この段階で新技……しかもセービング技!?)」

なお、板野は完全に度肝を抜かれていた。
本編ではGKとしての成長はほぼ無く、最終的にはDFへとコンバートをした若島津。
その彼が本編でも原作でも歯が立たなかった若林と正GK争いをする為に新技を開発するとあっては、驚かない筈もない。

若島津健――本編では日向小次郎に付き従い、何よりも力を得る事を目指してきた男。
日向小次郎が存在しない"筈"であるこの世界において、頼るべき者がいなくなった為か……彼は大きな成長を遂げようとしていた。
或いは彼こそが、この主人公たちがいない世界で誰よりも変化を遂げていたのかもしれない。


0ch BBS 2007-01-24