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1- レス

【伝説の】Another-CU_9【継承者】


[447]ここから>>406の続きアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/23(月) 13:54:15 ID:???

> E 
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三杉「誤解しないで欲しいな。
    君をただ単にブロッカーにするため、あの時のブロックの話題をしたのではない。」

スペルマン「……」

 スペルマンは三杉の言葉に動きを止める事をしなかった。
 この時スペルマンは決定的な哀傷を感じていた。
 三杉は自分の態度を『ボクは1ブロッカーなどで終わるつもりはない』というプライドの高さとして捉えたのだ。
 心に余裕がなく、偏狭になっている自覚はなかった。
 確かに誤解はあった。

 『サッカー選手として大成したい』と考えることは遂に出来なかった。
 こんな自分が£間の役に立てるならば嬉しい、迷惑をかけないようにしたいだけで終わったのだ。

スペルマン(ずっと手を抜いたプレーをしてきたと思われても仕方なくて…
        でも彼は責めるのではなく、知ろうとしてくれた… そう思っていたんだけどな。)

 バルサ戦、PKを与えた責任の所在を厳格に自分へと向けた。
 それは自分としては至極当然の思いであった。
 だがこの事から三杉は自分の『プライドの高さ』と『個人競技出身者』である事を看過してみせた。

 迂闊であったかも知れないと思ったが、それ以上にこのキャプテンの明哲さに恐れ入った。
 ほんの小さな違和感から、糸に針を通すような筋道で推理で事実へとたどり着く…
 頭の良い人物である事は知っているつもりであったが、あそこで心底思い知った。


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0ch BBS 2007-01-24