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【伝説の】Another-CU_9【継承者】


[448]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/23(月) 13:56:29 ID:???

 『個人競技のメンタルのまま、サッカーを受け入れてない』というのは真実痛かった。
 自分の後ろ暗さと痛みを容赦なく的確に突いた言葉だったからだ。
 だが『単に守備に専心する程度ならキミはちゃんとやっている。』という言葉もあった。
 怠惰や手抜きのプレーとは考えず、何かしらの理由があったと見てくれたと思った。
 大袈裟だが、断罪と救済をいっぺんに貰ったように感じたのである。

 取引の件りにおいては強引なやり口と思ったが、あの場で時間がなかったのは理解している。
 自分の責任で敗北するのは嫌だったが、それでもあの件りがなければ実行出来なかっただろう。
 一つの敗北が取り返しのつかない物と知っているがゆえ、後の自己嫌悪の大きさも想像に難くなかった。

 スペルマンは試合が終わったら、これまでの事を『何故?』と聞いてくれると信じていた。
 くだらない殻を自力で破れない、小さい器である本当の自分を知って欲しいと思った。
 その上で痛い所を敢えて突き、しかし受け入れ、自分の力を引き出そうとしてくれると期待した。
 そういう機会が来たのだと、恐怖と希望の岐路にあったのだった。


 スペルマンが動きを止めず去ろうとしていると、三杉は更に言ってきた

三杉「勝負は引き分けに終わったけど、君が僕との勝負に負けたくないがためにした、
    あのブロックの動きこそが個人競技の応用じゃないかと推測して、その確認がしたかった。」


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