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【伝説の】Another-CU_9【継承者】


[784]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/14(月) 18:59:58 ID:???

ピャタコーフ「では尚更、何のために訪ねてきたのかが分からないな。
        昔を懐かしみたければもっと相応しい相手がいるだろう。」

スペルマン「思い出語りをするためにこんな所までわざわざ来ないさ。
       …なあエフゲニー、キミもオレのようにクラブを辞めろ。 そして共にロシアへ戻ろう。」

ピャタコーフ「え?」

スペルマン「フィギュア・スケートの世界で再び金メダルを目指そうと言っているんだ。」

 『………』とピャタコーフは呆気に取られた様子で無言になった。
 スペルマンの目は真剣であり、また言葉に熱がこもっているのを感じていた。
 
スペルマン「突然の話に戸惑うとは思う。 だが協会はオレ達の帰還を歓迎すると言っていたんだ。
       心配しなくていい、また昔のようにトップを目指して鎬を削り合おうじゃないか。」

ピャタコーフ「……はは、驚いた。」

 『オレはまだ笑えるようだ。』とピャタコーフは言葉にならないほど薄い声で呟いた。
 表情は無表情のままで、機械仕掛けの人形が笑い声を洩らしたような不気味さがあった。

ピャタコーフ「お前にファーストネームで呼ばれた事も驚いたが、
        それ以上にお前に冗談のセンスがあった事こそ驚きだ。」

スペルマン「冗談…?」

 ピャタコーフの顔から表情が消えていた。
 感情の乏しさによる物ではなかった。


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