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【僕は】ミサト監督の挑戦2【逃げない】
[971]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o
:2014/06/12(木) 03:16:47 ID:???
冬馬「くだらん話をしたな。」
涼「いや?有意義だったよ。」
涼にしてみると…イケメン=下半身にだらしないというイメージがあったし、冬馬もそう見ていたが…
話してみると骨のある男だというのがよく分かった。
涼「何かと会う機会もあるだろうし、連絡先交換していいかな?」
冬馬「構わんぞ。携帯貸せ。…よし。」
お互いの番号とアドレスを確認し、二人が別れる。
涼「天ヶ瀬、冬馬か…。かっこいい男だね。」
彼も憧れの存在がいて、そうなりたくて一生懸命なんだと考えると、親近感が湧く。
冬馬「…あ、秋月涼か…。かわいい女だよな…」
合掌。
二次会が終わり、片桐と小鳥に見送られ、アイドル達がそれぞれの事務所に帰っていく。
黒井「…我々も帰るとするか。」
冬馬「ああ。」
車の中、黒井は一言も話さなかった。遠くを見て微笑むばかりだ。
冬馬「おい、おっさん…」
黒井「邪魔をせんでもらおうか。私は万感の思いに浸りたいのだ。」
娘を嫁に出した親の気分なのだろう。ここまで柔和な表情の黒井は珍しい。
その折、冬馬にメールが入った。メールは涼から。
挨拶程度のメールに過ぎなかったが、そこには空元気を見せる律子の写メがあった。
冬馬「(男女って、わかんねぇや…)」
人の好意の在り方は一つではない。最大級に身体を使った愛情表現が、所謂そうした行為なのだろう。
黒井のように、見守るのも一つの愛情の形。律子のように想いを告げずに昇華するのも、また一つの愛情の形だろう。
冬馬「(どっちにせよ、俺はこのままでいい。)」
流されるまま流されても、結果は自分の評判を落とすだけだ。
冬馬「(よし、やるぞ!犬の一軍に昇格して、俺がこの世代の先鞭を付ける!)」
冬馬は決意を新たに胸に秘めるのであった。
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0ch BBS 2007-01-24