【ようやく】ライ滝第三十話【ヒロイン】

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【ようやく】ライ滝第三十話【ヒロイン】

[140]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2014/05/11(日) 18:21:33 ID:???

滝「ん？　どうしたんだ？」

アマゾン「翼、凄い選手だった。だけどトモダチいなかった。いつも一人で練習してた」

滝「あの翼が友達がいなかった？　日本人だからシカトされてたのか？」

　あの胡散臭い程に善良（なように見える）性格をしていた翼が孤独だったというのはにわかに信じられない話である。
　となればやはり人種的な問題なのかと考えた滝だったが、アマゾンは首を横に振った。

アマゾン「違う。そういう奴もいたけどレギュラーメンバー、皆いい奴。
　　　　　俺や風見ともトモダチになってくれた。翼とも話をしようとしてた。けど翼が皆を避けてた」

滝「翼の方が避けてたって？　なんでまた……」

アマゾン「翼、言ってた。『俺は強くならなきゃいけない。馴れ合いをしてる余裕はない』。
　　　　　俺と風見、翼ともトモダチになろうとした。だけど駄目だった……」

　恐らく本人としても相当頑張ったのだろう。
　トモダチになれなかったと呟くアマゾンの表情は非常に悲しげであった。

滝「成程。つまり翼は上手くなるために交友関係も殆ど築かないでひたすら練習に打ち込んでいた、と。ふ～む……」

　そして、ここまでのアマゾンの話を聞き、滝は――

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0ch BBS 2007-01-24