【ようやく】ライ滝第三十話【ヒロイン】

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【ようやく】ライ滝第三十話【ヒロイン】

[333]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2014/05/24(土) 21:27:02 ID:???

滝「な、成程。つまりお前は良太郎がこの中のどれかで出てくると考えてるわけだな」

キラ「うん。試合の状況によってポジションを変えてくる可能性はあるけど、少なくともスターティングでCBに入るとは思えない。
　　　CBとして相当優秀な選手だったとしても、この偏り気味な編成でわざわざ本職CBを別の場所に移す事はないだろうね。
　　　PAにCBを三枚密集させるっていうのもこっちのサイドの突破力を踏まえればナンセンスだし。
　　　だからこの面子から考えて相手のフォーメーションは4-4-2。極低確率で4-5-1だと予想するよ」

茂「お、おう……」

シン（なんでこいついきなりこんな真面目になったんだ……？）

　今までミーティング中でもゲームをやっていたキラからは想像も出来ないキラの真面目な姿に当然一同は目を丸くする。

滝「え、えーっと、とりあえず【相手のフォーメーションは高確率で4-4-2、良太郎はキンタロス以外】。お前はそう考えてるわけだな」

キラ「あくまで予想だし当然外れる可能性もあるけどね……所でなんでそんなに戸惑ってるのさ」

滝「なんでもなにも今までのお前を知ってりゃ普通戸惑うと思うぞ」

キラ「僕だって流石にリアルの友人は多少大事にするさ」

滝「そ、そうか……！（思ってたより随分良い奴っぽいなこいつ）」

　どうやら神社でのお参りや殴り合いの効果は小さくなかったらしい。
　これにて目下問題児がデュークだけになった事にホッと胸を撫で下ろしながら、滝は話を進める事にする。

前次写

0ch BBS 2007-01-24