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【輝夜が負けたら】鈴仙奮闘記17【腹筋させます】


[456]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/05/16(金) 00:11:29 ID:0MTi+/vo
ゴオオオオ……ッ! パチパチパチッ……!

ガレリ「ば……馬鹿な! 炎と煙で前が見えんッ!? ぶ、ブローリンは無事なのか!?」

ガレリは妹紅のシュートの行方よりも、フィールドの状態よりも……まずブローリンの身を案じていた。
超絶な大爆発に巻き込まれたブローリンは――どうやらブロックには失敗したようであり、
それは自身に近づいている、全長5メートル程の炎の塊を見るに明らかだった。

レーン「ゴホ! ゴホッ……! け、煙が…高温のガスが……!?」

ミルド「す、すまんニルソン。 俺はもう駄目みたいだ…!」

ニルソン「み、ミルド!? 凄い火傷じゃないか!?」

スウェーデンJr.ユースのDF陣も、その爆風に巻き込まれ少なからずダメージを負っていた。
特に中心地から最も近かったミルドに至っては、その全身を炎に焼かれている。
恐らくはシェリーの科学的治療法と依姫がちょいちょいっと神降ろしをすれば5分程度でほぼ完治する程度であろうが、
それは即ち、常人ならば致命傷レベルの負傷だった。

ブローリン「…………」

――そして、肝心のブローリンは……爆心地から全く一歩たりとも動いて居なかった。
爆炎の被害をモロに受け、その全身は黒く焦げ爛れていたが、
「死の淵から蘇ればその力を増大する」とまで語られている彼は、鍛えた腹筋を駆使して全身の代謝を活発化。
たちまちにその焦げた皮膚の下から、新たな白い肉体を覗かせていたが――彼にとって、それは問題ではなかった。

ブローリン「カグロットの……トモダチ……! 俺は貴様を地獄に落とすまでは、決して死なんぞぉぉおお……!」

全宇宙最強のCBである自分を、こうも容易く吹き飛ばした妹紅に対するブローリンの憎悪は、
幼少時の因縁がある輝夜に対するそれにも匹敵していた。
彼は悪鬼のような唸り声を上げながら、ただただ棒立ちで妹紅が居た方向を見つめていた。


0ch BBS 2007-01-24