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【輝夜が負けたら】鈴仙奮闘記17【腹筋させます】
[605]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/05/20(火) 22:56:54 ID:WOZXuIXo
★妹紅→パス 46 ( スペードA )( 6 + 3 )+(フリー補正+2)=57★
★レヴィン→パスカット 51 ( ハートA )( 6 + 1 )+(スポットカット+2)=60★
バシュウウウッ……!
妹紅のパスは決して悪い水準では無かった。
フリーでゆっくりと狙いを定めて撃った事も理由として挙げられるが、
恐らく実生活で鍛え上げられたであろう、読みの鋭さを十二分に発揮して、
レヴィンが恐らくカットに向かえないであろうコースを適切に突いていた。
妹紅「(大丈夫……! さっきみたいに猛ダッシュしたって、この位置からならきっと奪い切れない。
悪くても、こぼれ球には出来る筈!)」
レヴィン「…………」
そのパスに対して、レヴィンも真っ向からカットする事を諦めたのか、
ジャンプしてのカットに失敗した矢先に、早々と後方へと戻って行く。
――当然、それはレヴィンの策であった。
彼は佳歩の少しだけ前の位置、即ちパスの終着点に限り無く近い位置まで向かうと、
静かにその白く細長い、抜き身のレイピアのような左足を挙げて……
レヴィン「蝶のように舞い、蜂のように――刺す」
タッ……クイッ! ツッ――。 ――ポムッ。
妹紅「――……えっ!?」
レヴィンは、その僅か最小限の動きでボールを掠め取ってみせた。
このような技巧は自身の最も得意とする所であると、レヴィンは自負していた。
つまりそれは――世界で彼の右に並ぶ者こそ居れども、彼を超える者は居ないという事である。
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0ch BBS 2007-01-24