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1- レス

【輝夜が負けたら】鈴仙奮闘記17【腹筋させます】


[700]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/05/25(日) 00:02:44 ID:Xm2/3agc
ニルソン「――と、いうわけで。 後半戦はこうした動きで行こうと思っているんだが……。
おい、ラーソン!? スプーンばっかり曲げてて、今までの話聞いてたのか!?」

ラーソン「ノープロッスね。 ウィッシュ」

しかし、ラーソンはそんな想いを前に出す事は一度もしなかった。
そんな風に自分の内面を見せびらかすのは「マジありえない」と思っていたから。
その為、彼は今日もこうして軽薄に常識人のアドバイスを聞き流す。
――政治の天才の家系に生まれた彼は、小を切り捨て大を取る思考法に生まれつき慣れていた。

ミルド「いや、切り捨てられたら困るんだけど……」

*ラーソンのおじいちゃんが元スウェーデン首相である事が分かりました(特に意味無し)。

****

レーン「――ま、まあ……一旦落ち着こうじゃないか、ミルド、ニルソン。
…ラーソンに限らず、全部いっぺんに聞き取れなかったヤツもいると思うから、後半戦の動きについて、もう一回確認していこう」

スウェーデンが密かに誇る常識人トリオが一、レーンは、
同じく常識人のニルソンやミルドを窘めつつ、後半戦の動きについて再び確認をしようとしていた。
キャプテンのレヴィンがハーフタイム中に突然マイナーな洋楽を聞きだしたり、
「瞳」を持つ者特有の発作に苛まれる事があるので、チームの戦略については凡そ、この常識人トリオが担っていた。

ニルソン「……コホン、そうだったな。 とはいえ――こちらも取れる手段が限られている。
相手のGKが一対一を不得意としている所を踏まえると、ドリブル突破が恐らくは有効なんだろうが…」

ミルド「それも、必ず成功とは言わないだろうな。
あのエイリンって選手や、アルゼンチンのパスカルを始めとして、ルナティックスには優秀なタックラーが多い。
人数を固められれば流石に有利とは言い難いし、最悪、5バックにでもされたら中々手が付けられん」


0ch BBS 2007-01-24