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1- レス

アレな艦娘と提督のスレ


[739]>>737京ちゃんでもいいぞ!>>738なんでそんなにゲテモノ率高いんすか先輩… ◆2pV1gRdG.o :2014/06/01(日) 23:39:25 ID:???
提督「そうだ、マドレーヌを作ろう!おやつを作って餌付けと言うわけだ」

愛宕「悪くないかもしれないですねえ」ウフフ

後に愛宕はこう語った。
「あの時、私が提督の背を押していなければ…。料理の腕を確かめていれば、あんな惨事にはならなかったでしょうね」
と。そして、その表情は惨憺たるものだった。

イチサンマルマル。提督は自室に戻った。
食材は朝方に一人で買い込んだものがずらりと並べてあった。
この買い物は、私事だからと一人で買いに行ったのであるが…。それもまたまずかった。

後に陸奥はこう語った。
「せめて誰か付いていけば…変なアレンジ用の食材はなかったんじゃないかしら」
と。

イチサンイチゴー。提督がマドレーヌの作成に取り掛かり、数分が過ぎた。
楽な作り方として、ホットケーキミックスを使うものがあったが、提督はそれを選ばなかった。
手間のかかる作り方でなければ、心は伝わらないと思ったのだ。そしてその判断も大失敗だった。

イチサンサンマル。提督の私室からの異臭を、通りかった大潮が嗅ぎ付けた。
その事実は執務室にいた愛宕と最上に伝えられるが、マドレーヌを焦がしたのだろうと聞き流してしまった。
後悔を交えつつ、最上は遠い目でこう答えた。
「焦げてたら焦げた匂いって言うよね。変な匂いだなんて、言わないよね…」

イチサンゴーゼロ。提督が執務室から、正気を失わせるような何かを手に携え、姿を現した。
この事件こと、『鎮守府マドレーヌバイオハザード事件』の本当の意味で始まりの瞬間であった。


0ch BBS 2007-01-24