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【私が決めなきゃ】鈴仙奮闘記18【誰がやる!】
[438]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/06/15(日) 12:33:57 ID:???
★うろつきイベント→ クラブ10 ★
クラブ→お燐「あっ、病院のお姉さんだ!」空「はじめまして〜」鈴仙「(あれは……地底の妖怪ね。 偵察に来たのかしら?)」
鈴仙が程なくして出会ったのは、二人組の少女だった。
一人の方は燃えるような赤髪のお下げを振りみだしながら、利発そうな瞳でキョロキョロと辺りを見回している。
しかし、その一方で、もう一人の少女は漆黒の腰まで届く長髪の先さえ動かさず、
ピン、と立ったままでスタジアムに広がる緑を凝視している。
その瞳は空ろに輝き、魅力の他にも恐ろしさを感じさせる様子はまるで宝石のようだった。
お燐「――あっ、病院のお姉さんだ!」
――二人組の内、一人の少女とは鈴仙も良く面識がある。
火焔猫燐。遥か地底に存在する旧地獄の妖怪の一人である。
地底の妖怪は等しく地上の者より忌み嫌われており、
実際、彼女の持つ能力――死体を持ちさる程度の能力――もまた、地上の者にとっての禁忌の一つである。
お燐「やっほ〜、元気してた?」
鈴仙「……アンタはいつでも元気そうね。 羨ましいわ」
しかし、鈴仙の眼前でくしゃっとした人懐っこい笑顔を見せる彼女からは、
とてもではないがそんな雰囲気を感じられない。
鈴仙は苦笑いを浮かべながら、お燐と……もう一人の長身の少女との雑談に興じる事にする。
お燐「そういや、お空とは初めてだっけ。 お〜い、お空や〜い」
まるでペットの犬猫を呼びつけるように、お燐はお空と呼ばれた少女を呼びつける。
お空はお燐の呼びかけから、三、四テンポくらい置いた状態で……。
空「……お燐、呼んだ?」
お燐「呼んでたよ、15秒前にね」
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0ch BBS 2007-01-24