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【目指せ】ミサト監督の挑戦3【J2】
[976]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o
:2014/07/22(火) 19:37:33 ID:???
あまりに意外な行動に涼は慌てて冬馬の頭を上げさせる。
冬馬「いや、謝らせてくれ。仮にお前が女だったとしたら、取り返しのつかない事になっていた。」
御法度のアイドル同士の交際。トップアイドルを夢見て努力してきた事を全て無に帰す行動だった。
迂闊な真似をし、そしてそれに涼を付き合わせた事。そして涼のアイドルとしての路線変更に関わり、
事務所内での涼の立場を微妙なものにしてしまった。
自分で努力を重ねてきたからこそ分かる。
黒井崇夫は、自分達ジュピターに大枚を叩き、そしてトップアイドルとする為にどれほどの努力を払ったか。
それは片桐にしても、876にしても同じだろう。
『自ら起こした過ちは、自らしか修正出来ない。』
冬馬は涼に深く頭を下げた。
涼「…謝らないといけないのは、僕だよ…」
こうした所が、自分がどうしようもなく冬馬を好きになった理由だろう。
もしも自分が女なら。そんな無意味な仮定などどうでもいい。
涼「…こないだ、冬馬くんが言っていた…切磋琢磨する仲間になりたくて、僕は犬リザーブスに入ったんだ。」
冬馬にパスを繋げたくて。冬馬がこれ以上孤軍奮闘しなくていいように。
涼「…引退せずに、男性アイドルとして出直しをしたのも、全部…」
冬馬と同じ土俵にいたくて。
気が付くと涼の目から涙が落ちる。見ると冬馬も同じだ。
暫く二人で声を殺して泣き…涼は自分の気持ちにハッキリと気付いた。
自分は冬馬が好きだ。それこそ彼が求めるのであれば、抱かれてもいい位に。
冬馬「…見苦しい所を見せちまったな。」
涼「…僕も…。」
冬馬は涙の後の笑顔で涼を向くと、宣言した。
冬馬「俺たちはこれから、ライバルでパートナーだな。宜しくな、涼。」
それは、涼の想いを再燃させるに十二分であった…。
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0ch BBS 2007-01-24