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1- レス

【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】


[709]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/01(金) 00:01:52 ID:iEK5T3wo
★レティのお話→ スペード2 ★
ハート・スペード→レティ「サッカーは平等だから。 私のような下級妖怪にもチャンスのある、良いスポーツと思ってね」

レティ「――私はね、こう見えても案外僻み症なのよ」

レティはさらりと、何気ないように話す。

レティ「ほら、前にあったでしょう? 春が中々訪れない異変……って、
貴女はその時、竹林に籠り切りなんだったかしら」

鈴仙「うーん、話くらいは聞いていますが」

春雪異変。
幻想郷の歴史の中でも比較的大規模な異変であると評されるその出来事について、
鈴仙は人伝ではあるが聞いたことがあった。
なんでも、四月になっても五月になっても春が訪れずに雪が降りしきり、
挙句の果てには冥界と顕界とを隔てる門が開きっぱなしになってしまったという異変。
言葉にすると味気ないような気もするが、実際は人里の畑に大きな損害を与え、
冥界と顕界とのバランスが崩れ、人に害為す亡霊が急増するなどの問題も発生したという。

レティ「……まぁ、畑の飢饉は幽香が妖力をバラ撒いて何とかなったし、
亡霊の問題も、異変を起こした白玉楼側が骨を折って解決に漕ぎ着けさせたらしいから、
結果的にはさして問題無かったのでしょうけど。 私としては、ちょっとそこで嫌な目に会ってしまって」

鈴仙「嫌な目……ですか」

レティは年長者染みた穏やかな表情を崩さずに、自嘲気に唇を歪ませる。

レティ「――まぁ、半分は調子に乗った私の自業自得でもあるのだけどね。
端的に言うと、博麗の巫女に異変の黒幕扱いされちゃったのよ、私」

鈴仙「あぁ……そっか。 冬が長引いた、なんて話が出たら真っ先に疑われちゃいますもんね」


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0ch BBS 2007-01-24