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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】


[713]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/01(金) 00:07:22 ID:iEK5T3wo
てゐ「……この子から申し出があったんさ。
私としても、そろそろタイミングではあるかな〜とは、前々から思ってたんだけど」

鈴仙「……確かに、Eちゃんはこのチームだけじゃなく、永遠亭の妖怪兎の中でも年長の部類だからね。
礼儀作法もしっかりしてるし、妖力も充分にコントロール出来てきている。
私としても反対する理由は無いんだけど……」

妖怪兎を取りまとめるリーダーであるてゐ。
彼女に対して指導監督する権限を持っているのが鈴仙である以上、
名目上、鈴仙はてゐよりも高い地位に居る(ホントに名目上だが(泣))。
それゆえに、ウサギEが名を名乗る事に対しての伺いを立てて来たのだろうが……。
何故、彼女がここまでに名を欲するのか。

鈴仙「参考として教えてくれない?
どうして突然今日になって、名前が欲しいって言いだしたのかしら?」

鈴仙は少しだけそれが気になったので、聞いてみる事にした。

ウサギE「――今日、プレーをしていて思ったんです。 私にはまだ、『覚悟』というものに欠けている……と」

ウサギEの様子は、もうたどたどしい物では無くなっていた。
喜ぶも落ち込むも元気一杯の佳歩とは違い、彼女の口調は常に淀み無い。
しかし、その声は凛とした信念に満ちているように鈴仙には思えた。

ウサギE「心の底に、どこか甘えがあると思いました。
名もなき弱小選手である事を盾に、失敗してもしょうがない……。
そう言う風に考え、実際に私は失敗を繰り返していた。
だけど、それじゃあいけない。 私は、私の守りたいと思う人達の為に、もっと成長したい。
それは技術的な面だけじゃなく、精神的な面でもです。
――だからこそ私は、『名前』が欲しいと思いました。
失敗の重責を、自らの『名前』の上に置くために。
そして、もしも成功した場合は――。 その栄光を、自らの『名前』の上に飾りたいのです」


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0ch BBS 2007-01-24