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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】


[738]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/03(日) 21:32:45 ID:???
霊夢「支配、って言っても。 私はそれで困ったことは無いけどね」

紫「私とて、妖の身であれど人間には配慮して来たつもりよ。
しかしそれでも、幻想郷において人間は妖怪に飼われているような存在である事には間違いない。
もしも彼らが努力により力を付け、以て外界と同等程度の人間の優位を謳うとすれば――。
幻想郷のバランスは、いとも容易く決壊するでしょうね」

霊夢「……だから、サッカーにおいて、努力により本来有り得ない筈の下克上を果たし。
そして今幻想入りして、これまでの幻想郷の住民には無い、他者への強い影響力を持つ中山政男は、
幻想郷における危険人物で、異変の張本人……っていう話だったっけ。

で、だからと言って私や紫が中山政男を弾幕や妖術でねじふせたり、
幻想郷から追放しても、それはサッカーとは無関係だし、既に彼の考え方は永遠亭を中心に広がっている。
中山政男が作った『努力』の概念の否定に繋がらない。 だからこそ、彼をサッカーで倒す必要がある……。 

つまり、【人間が如何に努力をしようと、博麗の巫女や妖怪には決して敵わない】。
これまでの幻想郷を保って来たであろうこの大前提を、大観衆の前に提示する必要があると。
――そういう事なのよね、紫?」

紫はゆっくりと頷く。普段は暢気である故に誤解されがちであるが、
霊夢は勘だけでなく、戦いの場数を踏んできた戦士としての洞察力及び思考力も鋭い。
彼女は紫が言うまでも無く、今回の異変の本旨について理解していた。
とはいえ、霊夢とて万能では無く、彼女にもイマイチ解せない点や、理解の足りない点もある。
霊夢は試しにいくつか、紫に問いを投げかける事にしたが――。

霊夢「……で。 その考え方で行くと、森崎君とか魔理沙も努力家だし、
中山政男と同等かそれ以上の存在だと思うんだけど。
なんであいつらは――特に、中山政男の親友という森崎君は――ウチのチームに居るんだっけ?」

紫「……それは、内緒」

霊夢「――あっ、そう。 別にそう言うと思ってたから良いけど」


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0ch BBS 2007-01-24