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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】


[860]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:50:44 ID:???
射命丸「さて、後はDFと……未だにゴールに戻れていない哀れなGKさんで5人ですね!
5人纏めて、この私の記事を彩るレトリックにでもしてあげるわ!」

チルノ「なにィ!? レトリ……レトルトカレーだとぉ! 試合中にメシなんて、アンタってば良い度胸ね!
ちなみにあたいは、カレーは「月のお姫様カレー」派だかんね!」

大妖精「チルノちゃんは甘口じゃないと食べられないからね……とか、言ってる場合じゃないよっ!?
ゴールに戻れないなら……せめて、私もタックルに行く!」

妖精A・B・C「私達だっているぞ!!!」

射命丸「――はぁ。 こちらの喋る言葉を理解しようともしない。
妖精はどうにも、文明社会に適合しない生き物ですねぇ。 まぁ、何はともあれ――行きますよ!!
最強の妖精さん。 貴女は、幻想郷最速の脚に――――ついて来れますかッ!?」

ギュウウン! ビュンビュンビュン!!

大妖精「…………!?(嘘……っ! 本当に、何も見えない! 速過ぎて……!)」

射命丸のあまりの速さに、ゴールにまで戻る事が出来なかった大妖精は、
その代わりとしてチルノと一緒にタックルへと向かう。
大妖精は余りタックルを得意としていなかったが、せめて射命丸のドリブルコースを
制限する為に。 しかし、その考えは少々浅はかだった。
何故なら、射命丸のトップスピードを御するのは、超一流のタックラーであっても困難であるからだ。

チルノ「ふざっけんな! アンタが幻想郷最速だって誰が決めた!
それがまかりとおるなら、あたいだって、幻想郷最強じゃないの!?」

ダッ! ――ギュウウッ、ズザアアアアアアアアアアアッ!!


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