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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
[964]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/08/12(火) 23:32:06 ID:nPamTkE+
★ロリナンデスの攻撃→ クラブ2 ★
クラブ→紫「――ごめんなさいね。 すぐに彼を『矯正』いたしますわ」紫だった。
この局面でも尚、傍観者の如く軽薄そうな笑みを見せる八雲紫は、
その実内心で大きく焦り、取り乱していた。
紫「(……やはり。 私の、『境界を操る程度の能力』には看過出来ぬ『揺らぎ』が生じている)」
周囲でドン引きしている妖精や、状況をイマイチ呑み込めていない来生達は、
今の結果が紫の失敗であるとは思っていない。
ロリナンデスのおぞましいまでの執念に驚愕するか、
それとも紫のいつもの気まぐれに辟易とするか、どちらかの感想しか覚えないだろう。
紫「〈私は、『失敗』した……! 単純に、自身の『スキマ』を操り切れていなかった……!!〉」
しかし、真実は違う。 紫が内心で白状したように、彼女は「失敗」したのである。
ジノ・ヘルナンデスを召喚しようとして、ロリ・コンナンデスを呼び出してしまったのだ。
……無論、この両者は非常に近い次元上に存在するため、大局的に見れば紫の間違いは些細である。
彼女の境界操作の能力は唯一の物であるので、それを評価出来る者はどこにも存在しないが……。
敢えて神の目線で評価するとしたら、
今回の紫のミスは、無造作に羅列された30億字を複写する作業を行う中で、僅か1文字を違えた程度に過ぎない。
しかし、その程度のミスであっても、彼女にとっては異常だった。
紫「(何者かが、世界そのものの書き換えを進めている?
私以外でそれが出来そうなのは……ごく数名くらいしか考えられないけれど。
単独犯ならばこんな短期間で、ここまで強烈に世界を操作する事は不可能。
となると、複合的な要因が考えられ……いや、今はそれは、重要な事では無く――)」
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0ch BBS 2007-01-24