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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
[965]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/08/12(火) 23:33:20 ID:nPamTkE+
――だが、その焦りを。
無様に考察する自分の姿を、万が一にも悟られる事はあってはならない。
自分のこの苦痛も、今後来たるべき喪失も、目的の達成によって救われるのだ。
境界を操る存在たる自身を否定される事実に、紫は全身を灼かれる思いをしながらも、
それ以上に溢れる自身の――即ち、愛する幻想郷への為と信じ切ってそれを制し、
紫は余裕を持ってこう呟く事が出来た。
紫「――ごめんなさいね。 すぐに彼を『矯正』いたしますわ」
ロリナンデス「ブヒヒ! 何言ってるブヒかこのBBAは!!
ボキのロリへの溢れる愛が、くっさいくっさいBBA如きにヤラレる訳が無いブヒ!!
BBAはとっとと巣鴨に帰って、股引でも買ってるブヒ!! フガッ!! コポォ!」
ヒキガエルのような潰れた声で、ロリナンデスは紫を威嚇する。
勿論、ロリナンデスもまた八雲紫という大妖の危険性については本能的に認識していたが、
それ以上に彼はBBA(ちなみに彼の基準では16は熟女、17はギリアウト、18以降はBBAで20代はゾンビだ)
の存在が許せなかったのだ。
紫「――あらあら、威勢が良い男の子だこと。 ゆかりん困っちゃうなぁ〜」
ロリナンデス「ヴォエ! BBAの若作り媚びボイス好きじゃないし嫌いブヒ! オロロロロ!!」
紫「フフ……。 いつまでそんな口を聞けるのか、本当に楽しみだわ…。
(無から有を引き出す事と比べれば、今有る者の理念を操作する事は非常に容易い。
――これならば、きっと失敗せずに……!)」
そして、ネットで煽られた時のような必死な顔をして抵抗するロリナンデスを見て、紫はにっこりとほほ笑んだ。
……普段であれば、笑顔で無間地獄へと通ずるスキマを開く事をも厭わない彼女にとって、この対応は異例だった。
しかし、今の余裕のない彼女にとっては仕方のない事だった。
紫「(――彼女達の持つ結束と反骨は決して悪くは無いのだけれど。
頼れる人間への『依存』を以て、少しだけ、骨抜きにして頂くわ……)」
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0ch BBS 2007-01-24