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【監督休業】ご愁傷様若林くん9【スカウト復業】


[698]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2014/10/04(土) 16:10:01 ID:???
若林「(なるほど・・・・な。
    今までは幻想郷について素人同然だったから怖気つかず済んだ。
    だがこれはそうはいかない訳だ、火が熱いと知れば恐れるようにな……。)」

若林が進む先は永久に広がる鈍澱した闇が支配する領地である。
それは若林自身の体を飲み込むかと錯覚するほど深淵で底のない沼を彷彿とさせた。
今まで見えなかった恐怖心を呼び起こしていたのだ。

若林「(闇があるなら照らすまで……だ!
    妨害があるなら打ち払えばいい……それだけだ!)」

今頼れるものはを手元の明かりだけであり若林の精神を保っていた。
自身に喝を入れて拳を握りしめ、更に自己を鼓舞して恐れを忘れる。

星「ここです・・・。ここが墓地ですよ。」

考え事をしていた頭に唐突にかけられた声に足を止めて前を見た
そこにあるのはまさに想像通りの肝試しをするようなお墓の集合であった。
入口には墓前灯篭がずらりと並んでおり、墓の前には萎れた花が供えてある。
足元は砂利で敷き詰められている中、歩道に石が乗っけられてある。

若林「(綺麗すぎる……まるで新造のようだ。
     喩えそうだったとしてもここに違和感があるな)」

漠然と若林は全てが完璧に作りたてのように存在する様に思えたのだ。
墓地の中にある全てのものに奇妙と感じていたのだ。


0ch BBS 2007-01-24