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【監督休業】ご愁傷様若林くん9【スカウト復業】


[786]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI :2014/11/06(木) 23:12:07 ID:???
――――――――――――――――――命蓮寺墓地――――――――――――――――――

青蛾「―――あーあー負けちゃった……。
    波に乗れてる相手に手を隠したら上手くいかなくて当然だったかも。
    流石に私が甘かったかな?反省しなきゃね反省。」

おもむろに墓石に腰掛けると、軽快な口調で愚痴を漏らした。
先程の淑女を思わせる風貌は消えていて、額に寄せていた皺を伸ばす。

青娥「それに興に乗ってたとはいえ、かなり中途半端な対応しちゃったわ。
   『デザイアドライブ』と……『アレ』も見せちゃったし、私らしくないのよね。」

青娥「―――そもそも監督さんと会う予定はまだ先だったのにね。
  『虎』に恩を売っておこうと予定を早めに進行が敗因かもねぇ……。
   う〜んそれでもありえないわ、私が下手した原因としては不十分。」

腕を組みながら少し俯きながら、今までの思考をまとめる。
彼女にとって人との駆け引きこそが最重要な楽しみでもあるが故に自ら不意にした事が不快であり不思議でたまらない。
だが逆に、何故自分が駆け足になったか思い当たる節もある。
   
青娥「―――もしかしてスキマ妖怪に弄られてたのかもね
   そして私ともあろうものがまんまと釣られたっと……。
   どうやらあの『賢者』はこの大会で何か企んでるみたいだし。」

ピカッ!

青娥「ンッ……夜更かしの後は日が眩しいわ、そろそろ朝ね……。」

日の出が青娥の目に射し、青娥の目をくらませる。
気分を切り替えるために元気よく墓石から飛び降りて、ゆっくりと歩き始める。


0ch BBS 2007-01-24