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【監督休業】ご愁傷様若林くん9【スカウト復業】
[983]ご愁傷様若林くん ◆Rp5TKKycRI
:2014/12/31(水) 18:45:07 ID:???
―――――――――――――――――――――紅魔勢――――――――――――――――――――――
ツカツカと歯切りのいい音が静寂な廊下に響く。
少女は5mはあろうか巨大な鉄製の扉の前で止まり、小突いた。
するとそのサイズとは裏腹に扉はギギッと鳴らしながら強引に開いた。
レミ「パチェ、調子は如何かしら?」
パチ「言わずもがな最悪よ……ゴホゴホッ!
――――実験のためとはいえ、肉体労働は嫌いなの。」
レミ「なら小悪魔とメイドに任せればいいじゃない……」
レミリアの軽口に応対しがらもノロノロと地面に陣を刻み続けるパチュリー。
隣を見ると既に儀式用具の宝石を運び終えたらしき小悪魔がペコっと頭を下げている。
パチェ「この儀式は災害級の異変なのよ・・・他人に任せられないわ。
もし暴走したら最低でも紅魔館破砕、下手したら幻想郷消滅まであるわ」
レミ「ふーん……そりゃ大変ね」
パチュリーの発言にも気にした様子はなく、レミリアの手を右に伸ばす。
いつの間にか咲夜が差し出した湯気が漂うティーカップを受け取り、静かに啜る。
パチェ「相変わらずねあなたって人は自由奔放というか暴虐武人というか。
回りに合わせるって事を知らないわね下手したら四面楚歌になるのよ」
レミ「そりゃね・・・・仕方ないじゃない。
私は『妖怪』よ、それも紅魔館の主にして高貴な吸血鬼の令嬢。
ならば周囲に我の力を啓示したくもなるものよ」
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0ch BBS 2007-01-24