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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】


[113]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:41:58 ID:???
★光を掴む妖精→ ダイヤ4 ★
ダイヤ→ハート・スペード+来生「全く、しょーがねぇヤツらだなぁ」来生が戻って来た!

――秋の晴空が、チルノの瞳に溜まった涙を乾かす。
紫の危惧したとおり、彼女の精神はやはり妖精の規格を超えて強靭だった。
チルノはカラッとした不敵な笑顔でチームメイト――そこには、ヘルナンデスも含まれていた――を、
見つめ返して強く言い放つ。

チルノ「アンタ達は……『覆水盆に返らず』って名ことわざを知ってるかしら?」

サニー「フクミズって何よ!? 難しい言葉で、紫みたくアンタも私をだますつもりなのね!?」

ルナ「いや、そのツッコミは色々と品性を疑うわ、サニー……。
っていうか、話し言葉でその意味を知らないっていう体なのに、なんで丁寧に漢字を間違えられるの?」

大妖精「……私は知ってるよ。 一度起きてしまった事は、もう直す事が出来ない……って意味でしょう?
この前、慧音先生の妖怪寺子屋で一緒に勉強したよね」

チルノは力強く頷く。
その瞳には、先程紫の提案を受け入れた時のような理性は無い。
しかし、その代わり、その瞳には――誰よりも熱い炎が滾っている事に大妖精は気付いた。

チルノ「……そう。 一回決めちゃった事は直せないもの。 最後までやるのよ、皆!
あたい達は、他の何よりも勝つ事を望んだ。 それで、色々と失くしちゃったものもあるかもしれない。
だけど――、それはもう拾う事ができないんだ! そしてその代わりに拾えるもの――つまり、『勝つ』のよ!」

チルノを始めとする妖精は馬鹿であるが、しかしその一方で物事の本質に関する嗅覚は鋭い。
だからこそ、彼女達は理屈では無く感情として分かっていた。
一旦捨てた当初の理念は、再び拾い直す事は難しい。
しかし、その為に得た勝利への布石は、これから手を伸ばせば、充分に届く位置にある。
――いや、捨てたからこそ、自分達は拾わなくてはいけないのだ……と。


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0ch BBS 2007-01-24