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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】


[246]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 23:48:14 ID:pYxdCRJM
D:インチキ商売にご注意を〜全自動三尸(さんし)割り機〜

鈴仙「え〜と、なになに……」

鈴仙は何気なく、「暮らしと生活」のページをめくると、そこにはこんな記事があった。

<インチキ商売にご注意を〜全自動三尸(さんし)割り機〜>    第○○○季  神無月の一

人里の人間を狙った、新たなインチキ商売が横行している。
人間の体内におり、庚申の日のたび天帝に人間の罪悪を告げて、寿命を縮めるとされる「三尸(さんし)」という虫。
その新対策として一時期取り沙汰された「四猿ちゃん」が、ただの木彫りの置物だったという事件については、
本紙でもすでに取り上げているが、今度は新たな手口が見つかった。

人里外れに出店を構える少年により提供されていた『全自動三尸割り機』。
売り子の少年は幻想郷では珍しい「科学」のキーワードを用いて言葉巧みに主婦をだまし、
これまで合計 6 個もの装置を売りつけてきたという。

庚申の日にも忙しく、なかなか眠って夜を明かせない女性のために開発された機械らしく、
匿名希望の少年は笑顔で、『あっと驚く主婦の味方だよ』と自信満々にその効果を述べているが、
その効果を確認できた人間は一人もおらず、苦情の声は静かに広がっている。
そもそも、どのあたりが女性向けなのかもわからない。
せいぜいが、売り子の少年の顔が女性受けする……と、言った程度である。

魔法の森の古道具屋や、旧地獄の雑貨屋など、幻想郷には元々インチキショップというのは絶えないが、
これからの時代、ものを買う側もリテラシーが問われてきている時代になったのかもしれない。
その少年は最後に、記者に向かってこう得意げに述べた。
「次は、死神をぐるぐる回してバターにする『グルグル不死ナール』という商品を考えているよ」
                                                〈姫海棠 はたて〉


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