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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】


[25]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 01:33:27 ID:???
――果たして、妖精大連合のメンバーの眼前には、
先程の野獣とは似ても似つかぬ、精悍な好青年の姿が顕在していた。
紫は、一瞬だけ心底安心した表情を浮かべつつ、自身の能力が完全に喪失されていない事実に安心する。
彼女はすぐに表情を普段通りの胡散臭い笑顔に上書きした上で、
ヘルナンデスに対して、慈愛に満ちた声色でこう語り掛ける。

紫「……ジノ・ヘルナンデス君。 貴方の力を必要としている子達が居るの。
是非とも、力になって下さらないかしら?」

それは、穏やかながらも説得力に溢れる不思議な声だった。その言葉は、ヘルナンデスから単純な拒絶を奪い、
理不尽なこの境遇に対する違和感を保留させるに充分な重圧が籠められていた。

ヘルナンデス「………わかった。 良く分からないが、サッカーで彼女達に加勢すれば良いんだろう?
僕としては、彼女達が拒絶しない限り――否定しないよ(……否定するのは無駄だ。 そう本能が言っているからね)」

それ故に、ヘルナンデスは紫の申し出に対して首肯する。
そして、この事により、妖精達が彼の力を借りるか否かに関する問題は、
完全に彼女達の意思によってのみ委ねられることとなった。

チルノ「む〜……。 たしかに、今のやつはそんなにイヤな感じしないけどさぁ……」

サニー「なーに嫌な顔してんのよ。 このままだとどうせまた負けちゃうのよ?
それじゃあ幾ら私達が妖精の地位向上だーって言っても無意味じゃない。
だからさ、ここは紫さんの親切に素直に甘えようってば」

――そして、この場においてはサニーに限らず、
助っ人の加入を認めようとする声が優勢である事は認めざるを得なかった。
意地っ張りのチルノであっても、今のヘルナンデスが好青年である事は、
何となくの気質からも承知していたし、何より皆と勝利を味わいたいという気持ちは人並みには持っていた。

大妖精「――このチームはチルノちゃんがキャプテン。
……だから、チルノちゃんがどうしたいか。 それを言えば、皆分かってくれると思うよ」


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