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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[359]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/08/24(日) 17:54:51 ID:???
勇儀「冥界の幽霊か。 ――ハ、こりゃあ涼しげで気持ちが良いねぇ」
男と見間違えるほどの長身と、精悍で好戦的な笑顔が特徴的な、星の文様を象った空色の着流しの美女。
試合を愚弄しているのか、その片手には直径3尺に届かんまでに巨大な盃を持ち、
今から花火でも見に行くような上機嫌な表情でその盃から酒を呷っている。
さとり「……勇儀さん。 試合中の飲酒はマナー違反と申し上げた筈ですが」
勇儀「ああん、マナー? そんなもん知るか。 むしろ強者を前に酒を入れて戦意を高揚させるのが常識であって、
それを怠るあんたらの方がマナー違反じゃないのかい?」
さとり「……はぁ。 いえ、すみません。 私が悪かったです(幾ら心を読めても、話が通じなければ全くの無力ね……)」
こいし「(なんという脳筋発想……)」
観客席から見てもわかる、整列中に酒を呷る女の非常識さ。しかしその豪放さは確かに、彼女の種族にとって常識であった。
手入れをしていないであろうにも関わらず艶やかで美しい金髪に伸びる、
一角獣のような長く鋭い赤い角を見た鈴仙は、彼女から発せられる爆発的なまでの妖気に思わず震え、
自分と同じようにおびえている佳歩やウサギDをあやしながら、呟く。
鈴仙「あれが……噂に聞く鬼の四天王。 力の星熊―――星熊、勇儀……!」
レミリア・スカーレットや霧雨魔理沙に次ぐ……否。 そのシュートに関しては両者をも上回るとされる旧地獄ボンバー・星熊勇儀は、
幻想郷でも最高峰のFWを目指す鈴仙にとって、超えなくてはならない障壁の一つ。
鈴仙「(地底に関する情報はあまり地上に入って来ていないから、レミリアさんや魔理沙と違って知名度自体は低いけど……。
彼女もまた、萃香さんに負けない程の凄い選手の筈よ。 今日はしっかりとチェックしなくちゃね)」
――鈴仙はきちんと深呼吸をして、強者に対する恐れを少しずつ消していく。
将来は、自分自身があのような強者とならなければいけない。
そう言い聞かせながら、固唾を呑んで試合の趨勢を見守る事にした。
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0ch BBS 2007-01-24