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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】


[519]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:30:38 ID:wrpXZILc
さとり「(人を惑わす良いシュートですが、そのシュートが向かう先は結局として一本のみで単純!)―――ここは……左下です!!」

バアアアアアアアアアッ………バチイイイイイイイン!!

――バランスを崩しているとはいえ、先程よりは好条件。 その上、今度は芝の湿り具合もしっかりと認識できている。
そんな条件下では、さとりにとって、妖夢の特別なシュートとやらは単なるカモにしか過ぎない。

残酷に言ってしまえば、藍のように他分野においても高い適正を示している訳でも無いにも関わらず、
あくまで平均よりは上程度のシュートしか撃てない今の妖夢は。
……彼女がかつて並び立った鈴仙と比べると、一段どころか二段も三段も劣る、一弱小FWでしかなかった。

妖夢「そ、そん……な……!!」

そんな残酷な現実に妖夢は思わず、その場にがっくりと膝を突きそうになるが……。
こうした絶望には慣れているためか、辛うじてその赤がかった目を大きく開くのみに留まった。
そして実況は、妖夢の悲哀を同情などしてはくれない。
多くにとって、妖夢の心境よりも、試合の趨勢の方がよほど気になる事項であるからだ。

実況「あっと、ここは妖夢選手力みすぎたか〜! ボールはさとり選手のパンチングによって、
大きく中盤へと飛ばされていきます! そして、人数でその実力差を補った地霊殿サブタレイニアンローゼスの
ゾンビフェアリー部隊は無難にパスを回し、ロスタイムを消化していき……!」

ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖夢「前半、終了だ……!(やっぱりダメだった。 『待宵反射衛星斬』でも、やっぱりダメだった……!!)」

妖夢が呻くような声を上げたと同時に、前半戦は1−1のまま終了した。
試合としては、西行寺亡霊連合が積極的に攻勢を仕掛けるもさとりやDF陣の守備に阻まれ。
地霊殿サブタレイニアンローゼスは強力な主砲を備えていながらも、中盤の脆弱さにより
チャンス数を稼げずに終わってしまった形となる。
実況が喧しく両チームの健闘を称え、後半戦への期待を膨らませている中……。
妖夢は気丈にも立ち上がり、しかし、それ以上の言葉を出せない様子だった。


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0ch BBS 2007-01-24