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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】


[622]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:45:33 ID:???
矢車「……どうせ皆、俺の事を馬鹿にしているんだろう……? 笑えよ」

そして矢車は、幽霊というよりは機械のように、自身に潜む闇をぶちまける。
お燐が考えるとおり、その仕草や言動のすべてが世界への拒絶を示していた。
それを見たさとりはやはり、矢車という男の経緯について簡単にでも説明しておく必要があると悟り、
言葉を選びながら静かに口を開いた。

さとり「……今の矢車君には……この幻想郷……いえ。 この地底にやって来るまでの記憶。 それが一切ありません。
彼は自身を『地底の闇から生まれた存在』と語っていますが……私には、そうは思えません」

矢車「…………」

ヤマメ「あり? じゃあその矢車ってのは仮名だったの?」

さとり「そうです。 彼には今のような闇と絶望以外に何も無かったもので……。
私が、勝手に彼をそう呼んでいるだけなのです。 そして、私が彼を気に留める理由はそれだけでは無い」

こいし「へ? そうなの? 私はてっきり、お姉ちゃんがその人間さんがタイプだったから
テケトーな理由つけて新しいペットにしただけかと……」

さとり「……違うわ。 っていうかこいし、貴女は私を何だと思ってるのよ……」

冗談半分に茶化してみせるこいしを前にしても、さとりの表情は。
そして話を気持ち悪いくらいに押し黙って聞いている矢車の表情は一向に変わらない。
まるで本当に姉弟のようだ、と周囲の者がつい思ってしまう程に、二人の様子は時々シンクロするのである。
ぶっきらぼうにこいしの冗談を退けながら、さとりは再び真剣に語りだす。

さとり「……彼は、半年前の私が思わず興味を抱いてしまった程に特異な人間なんです。
何故なら、彼は……彼は、私の能力を以てしても、心を読む事が出来ないのだから」

一同「「「「………!?」」」」



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