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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[663]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 22:57:12 ID:???
――そして、鈴仙が偵察に励んでいた頃。スタジアムで試合の感想を述べ合う人妖に紛れ……。
一人の政治家と一人の詐欺師は、その計画を次に進めるべく議論していた。
神子「……どう思いました、彼女について?」
岬「――そうですね。 誠実で真面目な風を装いながら、
その内心ではプライドが異常なまでに肥大し、同時に他者への不満が育っている。
しかしそれに蓋する理性が、本性の解放を、痛みと引き換えに防いでいる……。
――そんな感じでしょうか。 僕の周囲にもかつて良く居た、中途半端な完璧主義者です」
神子「素晴らしい。 才能もあってか、君は良く人を見ているようだ。
――ただ、私の見立てでは、彼女は……君の周囲に居たような三下には終わらないと思うけど」
岬「……感じたんですね、彼女に集まる、夥しいまでの向上心――すなわち、欲〈デザイア〉を」
神子「ええ。 昔初めて会った時はそれが希薄だったけど……誰か近しい人による影響もあってか、
ここ数か月で爆発的に顕在化したみたいね。 ……即ち、これは利用しない訳が無い。 っていう事よ」
岬「貴方が僕をここに呼んだ理由がわかりましたよ、太子様。
確かにこの仕事をするには、貴方は敵意を持たれているでしょうし、
布都さんはアh……純粋すぎるし、屠自古さんは押しが弱すぎる。
貴女の娘とやらが別の仕事を遂行中で、青娥さんが海外へ行って居なければ……。 ――後はもう、僕しかいない」
神子「そういう事。 私には優秀な家臣は居れども、君のような『詐欺師』は他に居ない。
彼女を我々のプロジェクトの一員へと引き込むよう、手伝って欲しいという訳ね。 ……早速、今から行ける?」
岬「風を吹かす程度なら、なんとか」
神子「それは頼もしい。 では、行って来て貰いましょうか」
岬「ええ……すべては、人間の道の為に(――何だかんだ言って、彼女の臣下という立ち位置も悪くはない。
やはり僕は、絶対的なナンバーワンを補佐する位置が向いている……と、いう事かな)」
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0ch BBS 2007-01-24