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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】


[808]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:30:14 ID:???
〜3日目午後・固定イベント〜
【薬師の帰還】

*****

鈴仙がレティとのタックル練習を終えて帰宅した頃には、もう日は沈み夜になっていた。
秋の夜長とは良く言ったもので、夏の日長に慣れてしまうと、
その反動で途端に秋の夜が長く感じてしまうものだ。

鈴仙「はぁ……。 今日は疲れたし、さっさとご飯食べてお風呂入って寝ようっと」

筋肉痛で痛む右ひざのふくらはぎあたりをさすりながら、
鈴仙は耳も体もくたっとした様子で永遠亭の戸を開こうとすると、
遠く――竹林の奥からこっちに向かい、女性の話し声が聞こえてきた。

女性「ええ。 ええ……そう。 逃がした……残念だったわね。
でも仕方ないわ、あれから細菌兵器まで持ち出して来られたら……私達は、人命を優先するしか無いのだから」

鈴仙「(……この声は。 そして、この良く分からないけれど物騒な話題は……)」

鈴仙は女性の声に聞き覚えがあった。
振り向くと、先程までは見えなかったが竹林の奥から小さなシルエットが見え、
その影がこちらに向かって少しずつ大きくなって行くのが分かる。

鈴仙「もしかして、あれは――」

鈴仙にははっきりと分かった。 声など聞かずとも、シルエットが見えなかったとしても。
周囲に、穢れ無きオーラと糸のように張り詰めた緊張感を齎しているあの人物こそが…。
まさしく、鈴仙達が最も待ち望んでいる人物の一人であるという事に。


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0ch BBS 2007-01-24