【神様仏様】私の巫女様Ⅷ【ポスト様】

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【神様仏様】私の巫女様Ⅷ【ポスト様】

[215]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2014/09/26(金) 00:37:14 ID:???
完璧にシュートコースを読まれ、
猛然と逆方向へダッシュする福路　美穂子の姿を見届けるしかない菱形。

真正面からシュートは捉えられ――

　　　　　　　　　　　　　　　　ガッシィイイイイイッ！

福路　美穂子
「――よし！」

菱形　咲夜
「そ……そんなことって！？」
（私、何のいいところもない……先輩の威厳とは一体……？）

完璧にトラップされ、ボールは福路　美穂子の足元へ。
すかさず右足を振り上げ、ロングカウンターの基点となるべく動き出す。

福路　美穂子
「お願い、決めて！」　ｸﾞｸﾞｯ――！

ダメとわかっていても、それをただで見過ごせるほどお人好しでもない。
いや、むしろここは見過ごして体力温存をするのもありなのだが――

それが思いつかない程度には、追い込まれている"天才"が居た。
理性は"無理だ"と伝えるが、"本能"と"感情"が足にエンジンを回させる。

有栖　桃子
「むざむざやらせるもんですかっ、一回戦なんかで散れる訳ないじゃないっ！」

南波　一枝
（ほぼ無理とは言え……やらないよりはマシですか）

前次写

0ch BBS 2007-01-24