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【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】
[106]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/09/15(月) 18:09:49 ID:oc6x5VvE
A:ヤマメにガイドをお願いする(絶対安全に旧都まで行けますが、2000円かかります)
鈴仙「……お願いするわ。 せっかく値切ってもらったんだしね」
ヤマメ「ようし、そんなら話が早い! ――それじゃあ……ほいよっ、と!」
ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ……!
鈴仙の了承を得て、代金の二千円もキッチリ受け取ったヤマメは、
闇の底に向かって一条の光を発する。 それは太く丈夫な蜘蛛の糸だった。
数分程経ったろうか、ヤマメはうん、と頷いてから。
ヤマメ「よし、準備オッケー。 ……じゃ、私に捕まりな」
鈴仙「えっ……? く、蜘蛛の糸に捕まるの……!?」
ヤマメ「大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ。 私の糸はそんなにヤワじゃないし。
それでも怖けりゃ……それっ!」
ガシッ、――ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ……!!
鈴仙「えちょ、か、勝手に掴まないでっ、って……あ、あひゃぁ〜〜〜〜〜〜〜!?」
まるで熊の死体でも抱え込むかのように荒々しく鈴仙をその肩に乗っけると、
ヤマメはそのまま糸を掴んで、超高速のロープウェーの如く、深い闇の底へと滑空していくのだった。
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0ch BBS 2007-01-24