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【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】


[171]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 20:53:34 ID:???
★アイテム判定→ クラブK ★
クラブ→新発売の「兄弟ラーメン・兄貴塩」だった!

鈴仙「あれっ、これは……」

物々しい外見のアタッシュケースの中には、とても似つかわしくない物が入っていた。
柔らかいのに丈夫な、外界の素材で出来たカップには鮮やかな色取りで、

「兄弟ラーメン 兄貴塩 彩り鮮やか! 具材たっぷり!」

――と、描かれている。

鈴仙「カップラーメンだ。 つい数か月前は、人里でも大ブームだったのよね、コレ。
外の世界の人間が作った『魔法のラーメン』だ……って」

前に置き薬の仕事をしに人里に行ったとき、食料品店の一角に置かれていたこの類のラーメンを見た事がある。
外界に比べて技術が大きく劣る人里において、当初このラーメンは目が飛び出るほどの高値で取引されていたが、
最近は河童の技術による複製が成功したらしく、比較的庶民でも食する事が出来るようになった…とも聞く。

鈴仙「それでも、まだまだ高級品なのよねコレ。 ねぇお燐、これホントに貰って良い?
良ければ、ウチのパスカル君とかのお土産にしたいんだけど……って」

財宝でも無いし、これと言って有益な効果がある訳でも無い嗜好品。
しかしそれでも、万年貧困の鈴仙にとっては眩しい代物だ。
後からゴネられないよう、鈴仙は何気無くお燐の方を振り向いた。

お燐「…………(このラーメン、あいつが好きな奴だ……)」

――丁度その時、お燐は一瞬だけであるが普段の張り付けたような笑顔を捨て、
複雑な表情でそのラーメンを睨んでいた。
まるで、そのラーメンに関する人物に対して恨みか何かでもあるように。


0ch BBS 2007-01-24