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【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】


[406]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/21(日) 22:46:35 ID:D2ENBY7s
B:お燐が言っていた雑貨屋へと行ってみる。

鈴仙「(そういえば、前にお燐が雑貨屋を教えてくれてたのよね。
地底の探索に役立つアイテムもあるって聞いたから、観光がてら行ってみようかしら……)」

そう思い立った鈴仙は、お燐に教えてくれた住所の近くまでを飛び、
そこからは人混みの中を掻き分けながら突き進む。
酔漢や痴漢を狂気の瞳であしらいつつ、ひったくりを精密な銃撃で撃退しつつ、
鈴仙はグネグネと伸びた迷路のような裏通りを数分程歩き――。

鈴仙「あったあった。 雑貨屋・セブンスヘブン……地獄なのに天の最上とは、中々皮肉の聞いた名前ねぇ」

薄汚い看板が飾られた、年季の入ったあばら家を見つける。
恐らく人の紹介が無ければ、これが店とは気付けなかっただろう。

鈴仙「(正直、入るのにも勇気が要るレベルの店だけど――来ちゃったしね)
――ご、ごめんください、お邪魔しま〜す……」

ここで退き返す事程無駄な事は無いと自身に言い聞かせ、鈴仙は恐る恐るそのドアを開けて店内へと入る。
ドアの先はひんやりと冷たく、鼻を衝くほどの黴と古い油の臭いが広がっていた。

鈴仙「すみませ〜ん、どなたかいらっしゃいますか……?」

鈴仙が声を掛けると、ガラクタだらけの店内のどこかから店主の「あいよ」という気の無い返事が響き渡る。
香霖堂にも似た情景はあったが、この雑貨店はあそこよりももっと酷い。


0ch BBS 2007-01-24