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【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】


[983]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/09(木) 00:35:00 ID:???
こいし「……時の流れは単体ではトリガーたりえない。 ――やっぱり、サッカーこそが。
あなたの覚醒には必要だったようね。 ……とはいえ、それにはもう少し時間か、もしくは『きっかけ』が必要そうだけど」

矢車の呼吸は落ち着き始めていた。
彼は再びその猛禽のような鋭い眼光を取り戻しており、その心は闇のように暗い。
そんな矢車の様子を見て安心したこいしは、フッ、と冷たく笑ってから。

こいし「おねえちゃ〜ん。 次のキックオフは結局どうするの? やっぱりここは……?」

……と、何事も無かったかのように、お燐と同じく集団へと戻っていく。
次のキックオフの作戦を立てる中、ナチュラルにハブられている矢車は意識を取り戻し。

矢車「(……相棒。 お前、まさか……また光を掴みたい、とでも思ってるんじゃあないだろうな。
そう願って、あれだけ残酷に傷つけられたにも関わらず―――)」

……そう、自身の意識の深層で、半年間眠り続けた『相棒』を案じながら、
いつも通り、立ち上がって大きく溜息を吐き。
矢車は、再び眠りについた影の少年を思い出し、こう独り言ちた。


矢車「――松山。 お前は……光に何を望む? 闇に何を求める……?」


0ch BBS 2007-01-24