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[588]◆2pV1gRdG.o :2014/10/25(土) 00:01:32 ID:???
提督「そろそろお昼か…。夕雲を誘いに行かなくてはな」

吹雪「お昼を食べ終わったらまた回るんですか?」

提督「そのつもりだ」

まだまだ様子を見ていない艦娘もいるしな…。
と、あれは…?

吹雪「朧、どうかしたの?

朧「どうかしたのじゃなくてさ。吹雪、こんなところにいたんだ。書類色々と溜まってるよ。早く戻らないと」

提督「む、そうなのか。それは悪いな、急いで片づけなければ」

朧「あっ、提督はいいんですよ!ゆっくりお昼を食べていてください。こういうのはアタシたちで片づけるんで」

慌てたように私を押しとどめるのは、朧。
各所を転戦した、歴戦の駆逐艦である。
そうした厳しい環境にあったせいか、彼女はこの艦隊では非常に真面目な艦娘だった。
実は、そうした彼女は特殊部隊にはもったいないと転属の話が持ちかけられたことがあった。

提督「(我が艦隊の一員だからと、突っぱねたのだったな、あの時は)」

それ以来、どこか距離を取っていた朧も私に心を開いてくれるようになった気がする。
順番は前後したが、それでようやく艦隊の一員になってくれたのだと嬉しかったものだ。


0ch BBS 2007-01-24