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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[219]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/10/13(月) 21:51:32 ID:a+Nl8els
パルスィ「確かに私は凡人よ。地底に流れ着いた頃からそうだった。 大会で地上に出たら、ますますそれを思い知らされた。
だけど…誰が凡人が天才に勝てないなんて決めたのよ! 誰が天才の方が強いなんて決めた!
凡人だって――天才と同じ事が出来るのよ!)……水橋パルスィを―――ナメるなァっ!!!」
ゴォオォオオオオオオオオオン!!
パルスィ「……恨符! ――『丑の刻参り』!!」
ゴォォオオッ! ズシャシャーーーーーーーーーーーーッ!
永琳「(何というスピード! このままでは……!)―――!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオッ!!
永琳「……ッ!?(この私が――地上よりも更に穢れた地底の民により……吹き飛ばされた!? なんたる無様な!)」
鈴仙「し、ししょーーーーーっ!?」
考える間も無く、永琳の体は宙を舞っていた。それほどまでに、パルスィの纏う嫉妬の力が凄まじかったのである。
そしてそれは、鈴仙だけでなく、この場に居た全ての存在にとって驚愕すべきニュースであった。
実況「し……信じられない! 地底の中でも中堅クラスに過ぎないとされたパルスィ選手が、
またしても永琳選手のボールをカットしてみせた〜〜〜!!」
観客「ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「す……スゲェ!」「あの永琳が、パルスィの前で手も足も出てないぞ!」「パルスィ!」「パルスィ!」
矢車「(――何故だ。 何故あいつはああも無様に光を妬んでいるというのに……しっぺ返しを食らわない!
いや。 ……しっぺ返しを食らっても尚立ち続けた結果が、今のプレーとでも言うのか!)」
パルスィ「……妬ましい。 あぁ、妬ましい……! 結果だけを見てすぐに掌を返す浅はかな観客共が妬ましい!」
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0ch BBS 2007-01-24