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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】


[241]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/14(火) 23:57:41 ID:???
矢車?「う、ぁぁあ……! あにき、あにきぃ………!!」

それを示す証拠が、今眼前でもがき苦しむ矢車――『だった』少年の存在だろう。
背丈が高く、鋭く狂気に満ちた眼光を放つ白髪の男はフィールドから消え失せ。
代わりに、それよりももう少し背が低く素朴で。
しかし整った顔立ちの白髪の少年が、矢車の代わりにフィールドへ横たわっていた。

佳歩「か、変わった……! 一瞬で、別人に代わってる!?」

ウサギD「つ、つかさちゃん!? こんな事って……あるの!?」

つかさ「……Dちゃん。 目の前にある事は――往々にして、その全てが現実よ……!」

白髪の少年「はぁ……はぁ……。 ぐ、ぐぁああああああああっ!!
おおおおおおっ! あ、あああああああああああああっ!!!」

――そして、その少年は、完全に矢車という鎧を捨て去ると……。
両手で目を抑えながら、狂ったように産声を上げた。
矢車のような停滞しきり淀んだ狂気では無く、それは純粋かつ爆発的な狂気。

審判「き、君!? 大丈夫かね!?」

タタタッ!

少年のあまりの狂態に、審判は思わず彼に対して駆け寄る。
こうなっては試合どころの騒ぎでは無い。早急に彼を休ませる必要がある。
そう考えた審判はやがて少年の手を取ろうとするが――。

ブウッ、ガシイイッ!!

審判「!?」


0ch BBS 2007-01-24