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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[497]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/10/25(土) 21:41:53 ID:???
前半終了と同時に実況の解説が入り、観客達は再び後半戦への期待を肴に盛り上がる。
中には当然、この試合で2得点の活躍を挙げ、前線の守備においても活躍する鈴仙に注目する者も少なくない。
鈴仙「(はぁ……! 良かった。 何とか、前半を同点で折り返す事ができた……!)」
しかし、当の鈴仙もまた、ギリギリの精神状態の中にある事を観客達は知らない。
今にしても、もしもあの時、鈴仙のシュートが決まらなければ――もっと重い空気の中、
後半戦を迎える事になっていただろうと想像すると、不安は収まらない。
てゐ「……鈴仙、やっぱりゲームキャプテンは荷が重すぎたんじゃない?」
そんな鈴仙を一番に気遣ってくれたのは、旧来からの親友(と鈴仙は思っている)のてゐだった。
その言葉は飾る事なく、ある意味辛辣ではあったが、
それでも鈴仙が胸中に抱いていた感情を正確に代弁してくれていた。
鈴仙「――うん。 私も結構そう思ってた。 でもね……」
だからこそ、鈴仙はてゐに対して素直に感情を表す事ができた。
永琳のように冷静で的確な判断力を持ったキャプテンを目指していたが、中々上手く行かなかったこと。
ひょっとしたら、自分の判断ミスのせいで、不要な失点を招いてしまったこと。
だけど、その中でも――精一杯諦めずに頑張ったらゴールを挙げる事ができたこと。
鈴仙はそんな想いを素直にてゐに打ち明けると、てゐはいつものように嫌味っぽく笑ったりはしなかった。
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0ch BBS 2007-01-24