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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】


[698]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/01(土) 17:30:37 ID:4wQxrGlk
実況「えっと……す、すみません! 先程ヤマメ選手がボールを蹴りだしたと言いましたが…それはウソでした!
突然さとり選手がオーバーラップを開始し、フィールド中央を恐ろしいオーラを発しつつ猛進しています!」

鈴仙「な、な……何だって言うのよ!? 為さねばならない事って何よ!?」

さとり「貴女にそれを教える義務はありません」

オーバーラップを始めたさとりと真っ先に対峙したのは、不運な事に最前線の鈴仙だった。
うろたえる鈴仙に対し、さとりは非情な表情を見せながらボールを運ぶ。
ここまで距離を詰められたのなら、よける選択肢は無い。
奪えば即得点の大チャンスという事も含め、自分もタックルに出て、ボールを奪わなくてはならないだろう。
鈴仙が混乱しながらもそう覚悟して、タックルに向かおうと決意したその時。

さとり「……さぁ。 この試合はここからが本番! 身の毛もよだつ恐怖のトラウマに怯えなさい!」

カッ!

鈴仙「(第三の目が、大きく開いた……!?)」

さとりは、両目と胸の三つの瞳で鈴仙の全てを舐めるように凝視する。
まるで深層心理の全てを見られているような明らかな不快感に鈴仙は吐きそうになるが、
何とかそれを堪えて、スライディングタックルに向かう事が出来た。
……しかし、鈴仙にとって真に恐ろしかったのは、この次にさとりが行った動作だった。


0ch BBS 2007-01-24