※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】


[738]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 00:54:48 ID:dDZFc3Ho
★さとり→想起「エンシェントデューパー」 53 ( ハートK )( 4 + 5 )=62★
★パスカル→パスカット 48 ( クラブJ )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=56
 永琳→パスカット 51 ( ハート10 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=62★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしててゐがフォロー

さとり「(……一体、私は何をしているのでしょうね)」

いざ放たれた、我ながら不可解な軌道を描くパスを見ながらさとりは、内心でそう呟いた。

さとり「(確かに私の想起技は、今のように相手を選べれば強力ですが。
しかし私の基礎技術がそれに追いついていない以上、体力を浪費してしまう危険性の方が高い。
こいしも、無意識を操るセービングはあらゆるシュートを三割弱で受け止めはするけれど、
そうしたら最終ラインでのボールカットが出来なくなる。 ……ふふ、圧倒的に不利で無謀な作戦でしたね)」

後半も5分を過ぎ、間もなく10分に達しようとしているが……まだ、博打を撃ってまで攻めるべき時間では無い。
さとりのオーバーラップは、本人が自覚していたように、元から無謀かつ効果の低い悪手だった。
――では、どうしてそこまで冷静で聡明な彼女が、このような特攻を行ったのか。

さとり「(……嫌われ者の仲間が笑われたから、自分も一緒に笑って貰おう。
――そんな理由で突貫したなんて、絶対に言えないわよね。 ……普段から、上から目線で矢車君に接して来た癖に)」

見ると、永琳がさとりの放ったパス以上に不可解な動きで飛び出し、ボールに足を引っかけ零そうとしていた。
恐らく、この永琳の行動は実り、自分のオーバーラップは失敗するだろう。
さとりは苦笑しながら、現実逃避がちに過去を回想し始めていた。

さとり「(……矢車君に松山君。 あの二人を見ていると、私はどうしても、昔の事を思い返さずにはいられない。
そう。 あれは私がサッカーを始める前。 地霊殿の私室に引き籠り、孤独に耽っていた時の事を――)」


0ch BBS 2007-01-24