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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】


[741]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 01:00:26 ID:???
さとり「……昨日も言いましたが、私は忌み嫌わられた闇の住人なんです。
勇儀さん。 貴女のように地底に居てもなお太陽のように明るく輝き、人妖に天道を示すような存在には到底理解不能でしょうが。
私は、これ以上人を傷つけたくも無いし、自分も傷つきたく無い。 そんな性根の捻じ曲がった、根暗で醜い女なんです。
だから、私に声を掛けるのは止めて下さい。 代わりに、お燐や空ならばお貸ししますから――」

勇儀「んあ? その二人と、ついでに火焔猫所管のゾンビ妖精共にはもう協力を取り付けているぞ?」

さとり「えっ、それって私も聞いていないんだけど……(――お燐が報告をサボっていたようね。
全く、あの子もあの子で、こうして巧く手を抜く子なんだから……)」

――途中、ペットの躾に関する話題も挟まりはしたが。
さとりが外界との接触を拒み、小説の世界に傾倒する理由は上述の通りだった。
精神を司る覚妖怪の能力は、当然人間にとって嫌われて然るべきである上に、
肉体で無く精神を基調とする妖怪にとって、その恐怖は更に上回る。
しかし、さとり自身もまた精神を持つ一個の妖怪である以上、他者からの拒絶は時に、自身の精神をも蝕む。
それ故に、地霊殿という殻に引き籠る事は合理的な判断だと、さとりは信じて疑っていなかった。

勇儀「三行以上の長い話は分からんが、要はお前さん。 嫌われたくないから外に出ないって事か?」

さとり「そうです」

勇儀「……じゃあ、逆に言えば。 ――もしも、サッカーがきっかけで、お前さんが皆に好かれたとしたら。
……その場合は、外に出るっていう事か?」

さとり「ええ。 ……無論、そんな事はありませんが」

勇儀「ふーん。 そうか、成程ねぇ……。
つまりは、サッカーをやって貰って。 それで、お前さんが皆好かれれば良いって事は……つまり……」


0ch BBS 2007-01-24