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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[743]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/03(月) 01:04:51 ID:???
――勇儀に加えて、ペット達の陰謀もあって無理やりにサッカーコートへと連れ出されたさとりは、
当然、帰りたい気持ちで一杯だった。 お気に入りの小説も読み切っていないし、新作恋愛小説の執筆もまだ途中なのだ。
勝手に自分を連れ出したお燐と空にもお仕置きをしたい所だが、それ以上に人混みに対する不快感が優っていた。
さとり「帰ります」
さとりはスッ、と立ち上がってサッカーコートから抜け出そうとしたが、ここで根本的な問題に気付く。
お燐は既にさとりの行動を予測していたのだろう。 普段よりも三割増しで意地悪な笑顔を作り、
お燐「あれ、さとり様。 ここって、旧都から結構離れた郊外にありますけど。 さとり様……ご自分で帰れます?
あたいとお空は残念ながら、星熊さまに誘われた以上、エスコートはちょいと立場的に難しいですが」
さとり「………」
さとりは、自分の顔が意図していないのに赤くなるのを感じた。 確かにお燐の言う通りだ。
自分は長らく地霊殿に引き籠っていたので、旧地獄の地理がイマイチ分からない。
無論、空を飛んで行けばいつかは地霊殿に辿り着けるのだろうが、それには時間と手間がかかる。
つまり、サッカーをする以上に、関わりたくない人妖と関わらなくてはならないかもしれないのだ。
空「えっと、さとり様。 お燐は、さとり様と一緒にサッカーとかしたり、旧都に買い物行ったり、
ひょっとしたら地上のお祭りに参加したりしたいから言ってて、絶対意地悪してる訳じゃなくて――」
お燐「……お空、恥ずかしいからちょっと黙ろっか。 どうせさとり様は分かってるっぽいし」
さとり「……ええ。 それはもちろん分かっているわ。 その上で、私は帰りたいのよ。
――サッカーのルールも、良く分からないし」
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0ch BBS 2007-01-24