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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[745]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/03(月) 01:08:13 ID:???
勇儀「さ〜て。 今日は私が考えた最強のフォーメーションで行くよ!
まずはFWを3人体制だ! 波状攻撃で攻めていこう! そんでMFだが……」
さとり「(……どうせこの方は、そんな事を感じた事も、そんな目に遭った事すら無いのでしょうね。 ――心底、羨ましいです)」
――勇儀は、さとりの内心も慮らずに意気揚々とフォーメーションの話を始めていた。
この「地底妖怪FC」というチームはどうも、勇儀が地上に居る鬼仲間に対抗すべく最近立ち上げたチームであり、
今日の練習試合も、その地上の鬼仲間のコネをメインにセッティングされた物らしい。
勇儀「そんで、DFがこれから来る予定の黒谷ヤマメって奴と、キスメって奴と……ゾンビ妖精を2人位当てておこうか。
俗に言う4−3−3ってヤツだな。 まぁ、私はこれが俗なのかも知らんし知る気も無いけどね」
暢気に笑う勇儀だったが、さとりはここで異変に気付く。
さとり「……あの、勇儀さん。 私の名前が入っていないようですが。 ――帰っても良い、という事でしょうか」
自分の名前が、これまでに呼ばれていないのだ。
確かサッカーは、FW、MF、そしてDFを中心に行われると聞いていたが、自分の名前が呼ばれた記憶は無い。
嫌がらせで自分の名前を飛ばされたり、自分の存在を敢えて無視される事は良くあった為、
さとりはそれ程まで動揺はしなかったが、しかしやはり、ここまで来て帰るというのも淋しい…と、感じていたのも事実だった。
勇儀「おっとすまん。 忘れていた」
――そして、勇儀は楽しげな笑顔で酒を呷って喉の渇きを癒し。
そして、さとりに向かってこう告げた。
勇儀「古明地さとりよ。 今日の試合の『ゴールキーパー』は、任せたからな」
さとり「ゴール……キーパー……?」
サッカーのルールすらイマイチ把握していないさとりは、何時もの辛気臭い表情も忘れ、思わず首を傾げた。
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0ch BBS 2007-01-24