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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[754]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/03(月) 23:58:39 ID:???
さとり「そんな事言われずとも、勝手に心に入って来るのですけどね。 えっと……」
さとりが勇儀の心境を読み取ると、現段階でもかなり蒼白なさとりの顔がさらに暗くなる。
傲慢だが馬鹿な程に愚直な勇儀は恐らく、全くの好意でこう思っているのだろうが、
それはさとりにとって、侮辱に近い発想だった。
さとり「――『覚妖怪の能力を活用すれば、PA内のシュートはほぼ防げる。
特に、PKや一対一においては、この能力を使えばほぼ無敵になれるだろう』……ですって?」
基本的に無表情で不愛想なさとりの顔が、誰から見ても明らかに分かる程の怒りに歪む。
さとり「……星熊勇儀。 ハッキリ言って、私は貴女を見損ないました。
そもそも、私がこの能力を嫌っている事を知っているでしょうに。
――大体、人の心を読んで素晴らしいプレーをしても、人妖はますます私の事を忌み嫌うに決まってます。
だってそれって、貴女の大嫌いな卑怯者じゃないですか。
努力では無く、自分の持って生まれた才能で不当に優位を得るだなんて……」
――確かに勇儀の言う通り、自分の能力をサッカーに最大限生かせば、
多少の経験不足も補って釣りがくる程度には活躍出来るだろう。
しかし、それで自分が勝ったところで皆は、周囲はどう思うだろうか。
人気者になるどころか、却って卑怯者扱いされて、ますます迫害を受けるのではないか。
さとりの脳裏にはそんなビジョン以外、思いつかなかった。
お燐「大丈夫ですよ。 そんな事言ったら星熊さまのお力だってさとり様の能力みたいなモンですし、
大体、地上のサッカーからして天性の才能のカタマリたる博麗の巫女が脚光を浴びてるんですよ?
だったら、さとり様だって人気者になれるかもしれないじゃないですか」
勇儀「そうそう。 何、万一それでお前さんを迫害するような輩が出たら、
お前さんを無理やり誘った詫び賃代わりに追っ払ってやろうじゃないか、約束する」
さとり「鬼の約束は重い。 そして鬼の中でももっとも鬼らしい貴女の言葉は信頼できます。 ですが……!」
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0ch BBS 2007-01-24