※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[761]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:20:41 ID:???
お燐「……様! ……り様!!」
空「聞い……さと……ま!」
さとり「(……お燐、空。 貴女達も私を笑いに来たのね)」
――何も聞こえない筈の闇の底に向かって、一筋の声が聞こえる。
それは最初、さとりには不甲斐ない主人に失望した従者達の笑い声だと思った。
その声は、意識してしまうと中々頭の中から離れずに響き、こびりついて離れてくれない。
うっとおしくなって、さとりが一瞬だけ目を開いた時――二人の姿とは別に、得点板が見えた。
碌なサッカー設備が無い旧地獄の特設サッカーコートに備え付けられる木製の板。
その板には、こう数字が記載されていた。
地底妖怪FC 3 − 3 霧雨恋色マジック
空「さとり様! 私、決めました! お燐と一緒に決めました!!」
お燐「後さっき、星熊さまもさとり様の為にやってくれたんですよ! こう、カッコ良く……ズバーーっと!
これならまだ、さとり様の事をバカにした奴らを見返してやれますよ!!」
さとり「…………!」
――この時のさとりの心境は、……自分でも良く分からなかった。
これまで自分はただただ暗い絶望の中に居て、そして今もその状況は変わっていないのだが……。
しかし、何故か明るいような気がする。 闇に居ても尚、掴める光があるような。 ――そんな気がするのだ。
この気持ちを、一体どうやって表現すれば良いのだろうか。 さとりはこの時、少しだけ間を置いて。
さとり「(……不思議ね。 まるで……白夜の世界に、やって来たみたい)」
――と。 本物の白夜を知らないにも関わらず、そんな事を思い浮かべていた。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24