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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[776]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/05(水) 23:53:22 ID:???
――ブウゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
……そして、さとりの予想通り、名無し選手相手の無様な失点で、
荒っぽくマナーの無い地底の住民たちの怒りは頂点に達した。
もはや言葉も聞き取れず、心を読むまでも無く憎悪の感情が一点に集中しているのが分かる。
お燐「あ、あっちゃぁ〜。 ……大丈夫かな、さとり様」
普段は能面のような笑顔を心がけるお燐も、この時は主の精神が不安で、その顔に不安を滲ませる。
空「どうして皆、さとり様に酷い事言うの? 悪いのは私達だって一緒なのに……!」
ヤマメ「とどのつまり、さとりサマが分かり易い戦犯だからだよ。
しかも、勇儀姐さんはあれで気前が良くって、地底の人気者だからねぇ。
姐さんの活躍を帳消しにするような失点…って事もあって、今のさとりサマは観客達にとって、敵チームの選手以上に悪だ」
空「そ、そんな……!」
……ピィイイイッ!
さとり「(…………私は、一体何の為にこんな事をしているのかしら。
――ううん。 一体私は、何の為に、こんな風に生き永らえて……)」
――やがて、さとりの葛藤は消えないままに、次のキックオフが始まった。
ボールを持ったのは勇儀、真っ直ぐなドリブルで名無しの妖怪を吹っ飛ばして行くが、
やはり中盤を司るアリスのボールカットにはどうあっても敵わない。
そこから流れるような縦パスには、ヤマメが僅かに触れかけるが……。
当時からして、因幡てゐや小悪魔をも上回り、風見幽香にも匹敵するとされていた精度を誇るアリスのパスは、
ビギナーズラック如きでは潰せない。
ボールは四度、いや五度、……数えきれないが、兎に角魔理沙へと渡り。
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0ch BBS 2007-01-24