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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[779]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/05(水) 23:58:25 ID:???
さとり「誰に何を言われようとも、私のこのボールは、奪う事が出来ない……!」
観客の罵声は止まらない。 むしろ、前よりも酷くなっている。
地底の住民であり、地底妖怪FCを応援すべき妖怪や獣人までもが、敵の筈の魔理沙を応援している。
獅子身中の虫と言うべきか、そこまでにさとりの事が憎いのだろう。
しかし観客達の誰一人として、そんなさとりからボールを奪う事ができなかった。
スッ…!
気付けばさとりは前進していた。 お燐の真似をしてみたが、しかし明らかに拙いドリブルで。
魔理沙「……何だよさとり。 弱点を看破されて気が狂ったか? 妹さんみたいに」
さとり「……こいしの事は言わないで頂戴。 それよりも貴女、さっき――私を笑ったわよね?」
魔理沙「あー、確かにふふんとか言ってたかもな。 それがどうしたって言うんだ?」
さとり「別に。 ……ただ、聞きたい事が一つだけありまして」
――他者の評価は気にならなかった。 自身が立たされた絶望的な状況も忘れていた。
間違っても、今の自分が光の住人であるとは思えなかった。
しかし、今の自分が闇に包まれているとも思わなかった。
カッ!
次の瞬間、さとりは皆から忌み嫌われている、覚妖怪としての能力をふんだんに利用していた。
さとりが胸の第三の目を開いた時、観客席から明らかに嫌悪を表す悲鳴が上がったが、
しかしそれでも観客達はさとりからボールを奪う事ができなかった。
さとり「……このドリブルを見ても、貴女は――まだ私を笑っていられますか!?」
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0ch BBS 2007-01-24