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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[909]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/10(月) 00:16:55 ID:X/3Pl4GA
さとりは吹き飛ばされた事により服についた砂埃を払いながら、松山に歩み寄る。
さとり「――松山光君。 矢車想という仮想の人格で覆われていない状態の貴方ならば。
正確に貴方の心、そして記憶を読み取る事が出来ました。
詳細は、キックオフが控えている故に敢えて語らないけれど――一つだけ。
私が、オーバーラップをした理由だけは、貴方に話しておきましょう」
松山以外のメンバーへの説明を兼ねるように、さとりは最後に一言だけ、はっきりとこう告げた。
さとり「私がオーバーラップをした理由。 それは、松山君……貴方に、伝えたい事があったからです。
――『私達は、貴方がかつて仲間と思っていた者達とは違う』……と」
お燐「(――さとり様。 あいつの事、ここまで考えて……)成程ね。
さとり様がそこまで本気なら、あたい等も納得するしかないか」
空「さとり様……正直、何仰ってるか分かりませんが、私はさとり様を信じていますから!」
パルスィ「妬ましい…! 私はただ単に日頃のうっぷんをサッカーで晴らせればそれで満足なのよ……!」
ヤマメ「私も、面白けりゃ何でも良いよ! 良いじゃん良いじゃん、こっから逆転するってのも充分面白そうだ!」
キスメ「……!」(←ガッツポーズをしている)
勇儀「勝負の世界で凌ぎを削って来た身としては、古明地よ。
お前さんの行動は些か甘いような気がするね。 だが――私は、嫌いじゃないよ」
さとりが言った言葉は曖昧だったが、松山を除くチームメイトの中で彼女に明確に反論する者はいない。
まるでさとり以外のメンバーまでもが、心を読む程度の能力を身に付けているかのように。
松山「はァ? 何だよそれ! もしも兄貴の事を馬鹿にしているのだったら……!」
そして、最後まで抗おうとする松山に対して、さとりはスッ、と瞳を閉じながら。
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0ch BBS 2007-01-24