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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 


[156]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:26:43 ID:???
さとり「相手は恐らくダイレクトでは無く、ミドルシュートを狙ってきます……!
コーナーからの直接か、それともパスを経由してのシュートか。
そこまでは予測できませんが、皆は人数を固めて下さい……!」

……一方で、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーは、
さとりの号令を元にPA内を固めていた。
前線には勇儀とお燐のみを残し、恐らく万一のクリア要員かFWの空すらもPA内に配置し、万全の守備体勢を構築する。
1点のビハインドを負ったまま、後半も残す所15分を切った現状、その判断は適切だった。

松山「おいお前。 そんなに汗を流して……!
さっきの無駄なオーバーラップが無ければ、そう疲労する事も無かっただろうに。
お前は本当に、あれだけの理由で――!」

……一方でブロックに駆り出された松山は、そうした理屈抜きに彼女に反発する。
兄貴でも無いのに、勝手に友達面をしてくるさとりの存在が、松山にとっては意味不明だったからだ。

さとり「……ええ。 ですから松山君も、ブロックに向かって下さいね?
貴方の理論で言えば、私も君の姉になれる筈ですから」

さとりは悪戯っぽく、無表情ながらも笑顔を作りそう答える。

松山「――どうして、俺を見捨てない……!
俺みたいなロクデナシに良い事したって、何の見返りも無いんだぞ!?」

松山はそんなさとりに対して、今にも掴みかかりたかった。
あいつは、俺と兄貴との二人だけの地獄の世界を邪魔してくる。
俺たちの地獄はあいつと違って深淵で、高尚で、理解されにくい物の筈なのに、
あの女はいつもずかずかと、自分の心の中に入り込んでくるのだ。
まるで、自分の心の全てを読んでいるかのように。


0ch BBS 2007-01-24